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測量とは

測量とは、地球上にある自然または人工の各物体の相互の位置関係を測定して求め、これを数値や図面で表す技術の体系の事を言います。数値とは多くの場合、ある決められた座標系での座標値であり、図面とは各種地図の事を言います。

測量の歴史は古く、古代エジプトの時代から行われてきました。
日本では1800年に伊能忠敬が日本地図作成のため、蝦夷地(現在の北海道)で本格的な測量を行ったのが始まりとされています。一説によると、1861年に来訪したイギリスの測量船アクティオン号は、伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図」のあまりの正確さに驚き、日本沿岸の測量をやめたといわれています。また、その時に幕府が与えた「伊能小図」によって、英国海図の日本の形が著しく良くなりました。

近年では、測量の対象はかならずしも地球上の物体に限らず、たとえば月の表面など、他の天体での測定も行われるようになりました。

伊能忠敬像
伊能図「大日本実測地図 中部」

私たちの生活における測量の役割

測量は国民生活に必要不可欠な基礎情報を提供していますが、あまりに基礎的な情報であるため、その特質及び重要性が十分認識されないまま利用されている傾向があります。
実際には、宅地の面積、境界の確定などの身近なものから、道路、鉄道、河川、湾港、ダムなどの大規模な公共施設に至るまで、私達の生活をより豊にするための欠かせない技術となっております。

地図に代表される測量の成果は、これまで紙を媒体として表現されてきたことから、情報量に限度があり、形態や精度があらかじめ決まっていました。このため、すべての利用者のニーズを満たすことは困難でありました。
しかし近年では、測量の成果も電子化が進み、今まで紙媒体でやりとりしていた情報をデジタルデータとして利用できるようになりました。情報通信システムが高度化した今、人々はインターネットに接続したパソコン・情報端末や携帯電話などの現代社会に対応した手法で、多くの情報を取得し利用できるようになりました。
空間情報をだれもがどこにいても多様な媒体と必要な精度で取得でき、自分の身の周りを知ることができるようにすること、それによって安心して充実した生活を送ることのできる社会を実現することへ貢献することも測量の役割であると考えます。

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